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zimbabwe train

- travel zine project -

旅をしていた、2人で、3年半。

…2007年5月某日の、良く晴れた朝。
でっかい荷物と小さなカメラを手にした僕らは、
僕らにとっての『夢の旅』へと出発した。
理由は…それは別に大した問題じゃなかった。

たとえばイスタンブール、旧市街の午後。
家具もカーテンも壁も、全てがどうしようもなく色褪せた安部屋の、
『一応…』みたいな狭いバルコニーで、雨ざらしのボロ椅子に腰かけ
すっかり冷めてしまったケバブ・サンドウィッチを半分ずつ頬張りながら
なんとなく眺めていた『いつもの』夕日と、穏やかに凪いだマルマラ海。
そういう何でもないような風景ひとつで、
理由なんて全て説明出来てしまうような気もしたし、
そんなところには何もないんだっていう気もした。

きっと、僕らはただ、『本当の世界』に触れたかったんだと思う。
確かな手応えや痛みを伴う、旅の日々の中で…。

…いくつもの出会いや偶然にそそのかされながら
僕らは予定も計画もなく、風まかせな『放浪の旅』を続けていた。
欧州を駆け抜けたあと船でモロッコ(北アフリカ)に渡ると、
ある日偶然見つけた格安フライトで一気にニューヨーク(米国)へ飛んで、
陸路で北中米カリブ諸国を下り、そのまま南米を縦断。
豪州での出稼ぎワーホリ生活を挟んだのち、
ケープタウン(南ア)に向かうや、
現地で買ったテントを寝床にしながらアフリカ大陸を縦断し、
さらに中東~インド、チベット、そして中国へ…。

ヴァーチャルな情報ばかりが溢れる『退屈な日常』を飛び出した2人が、
目で見、耳で聴き、鼻で嗅ぎ、舌で味わいながら、
手で触れられる現実の『世界』と向き合い続けた、濃密で幸せな日々。

そんな『旅の日常』を切り取った膨大な量の写真と日記(文章)を、
帰国後、国ごと(または町や地域ごと)の編集で新たなカタチに紡ぎ直し、
一から十までハンドメイドな『旅本』にしています。
– travel zine series –
旅の、世界の 『色』や『音』や『匂い』や『味』や『手触り』を伝えようと
試行錯誤を繰り返している小さな出版プロジェクト。

blog [ Traveling the World ]    www.nylonhead.com/project/world/

 

- ZINE とは -

リトルプレス、小冊子、同人誌などを指す言葉。
80年代後半から90年代にかけて、
マーク・ゴンザレスをはじめとする西海岸のスケーターたちが
自分たちの写真やイラスト、詩、情報などを手作りの冊子にまとめ、
ホッチキスでバチン…なんてやっていたあたりが、
zine ムーブメントの発端の一つだとも言われている。

…とはいえ、未だに明確な定義はなく、
そういう曖昧さこそが、zine の性質を示しているのかもしれない。

より自由に、より楽しく。新しい本(出版)の概念。

 

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